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Shopifyの料金と手数料:プラン、決済手数料、手取りの計算

Shopifyの料金は、売れなくてもかかる月額のプラン料金と、売れるたびにかかるカード手数料(決済手数料)の2つでできています。 2026年9月21日にShopifyの日本向け公式料金ページで確認した時点では、最も安いBasicプランが年払いで月額3,650円、オンラインのカード手数料が3.55% + 0円です。

「Shopify 料金」「Shopify 手数料」で検索すると、プランの一覧はいくらでも出てきます。足りないのは、その数字が自分の注文1件にどう効くかです。この記事は、公式ページの数字を日付つきで並べたうえで、5,000円の注文1件あたりの手取りを注文数ごとに計算します。

金額はShopifyが改定します。この記事の数字は2026年9月21日時点のもので、契約前には必ず公式の料金ページで確認してください。

費用の構造:固定の月額と、販売ごとの手数料

Amazon.co.jpや楽天市場のようなモールに慣れていると、Shopifyの費用は逆さまに見えます。

モールでは、売れたときに販売手数料がかかり、売れなければ(プランによっては)ほとんど何もかかりません。Shopifyでは、売れても売れなくても月額のプラン料金がかかり、売れたときにはさらにカード手数料がかかります。

モール型(Amazon.co.jp、楽天市場など)Shopify
売れなかった月手数料はほぼ発生しない(プラン料金がある場合を除く)プラン料金は発生する
売れた1件販売手数料(カテゴリーや価格による)カード手数料(プランによる料率)
買い手モールが連れてくる自分で集める(広告費などは別途)

この構造の違いが、「Shopifyは高いか」という問いへの答えを決めます。注文が少ないうちは固定費が重く、注文が増えるほど軽くなる。 具体的な数字はあとの手取りの表で見ます。

プラン料金(2026年9月21日時点)

Shopifyの日本向け料金ページに掲載されている、通常のストア向け4プランです。年払いは月額換算の金額、月払いは毎月の金額です。

プラン年払い(月額換算)月払いオンラインの標準カード手数料外部サービス取引手数料案内されている対象
Basic3,650円4,850円3.55% + 0円2%個人事業主
Grow10,100円13,500円3.4% + 0円1%小規模チーム
Advanced44,000円58,500円3.25% + 0円0.6%グローバル展開
Plus368,000円から368,000円から2.9% + 0円0.2%複雑なビジネス

料金ページには、あわせて次の記載があります。

  • セットアップ手数料はどのプランでもかからない
  • 3日間の試用期間のあと、ほとんどのプランは最初の3か月間を月額150円で利用でき、その後は標準の月額料金に切り替わる
  • 上位プランほどスタッフアカウント数(Growで最大5件、Advancedで最大15件、Plusは無制限)と在庫ロケーション数が増える
  • POS Pro(実店舗向け)は1ロケーションにつき月額13,000円のアドオン

年払いと月払いの差は、Basicで月あたり1,200円、Growで3,400円、Advancedで14,500円です(料金ページの2つの金額の差)。1年続ける前提があるなら年払いが安く、続けるか分からない段階なら月払いで様子を見る、という判断になります。

カード手数料:Shopify ペイメントと外部決済

表の「オンラインの標準カード手数料」は、Shopifyに内蔵された決済サービスShopify ペイメントでVisaやMastercardなどのカード決済を受けたときの料率です。料金ページには、JCBとAmexのオンラインカード手数料は別に定められていると記載されているので、これらのカードが多い店はその料率も確認してください。

Shopify ペイメントを使わず、外部の決済サービスで決済を受ける場合は、表の「外部サービス取引手数料」がShopifyに対して別途かかります。これは決済事業者に払う手数料とは別で、決済事業者の料率にShopify側の取引手数料が上乗せされる形です。

ヘルプセンターには、Shopify ペイメント、Shop Pay、Shop Payの分割払い、PayPal Expressで処理された注文には外部サービスの取引手数料が請求されないこと、そして現金、代引き、銀行送金などの手動の決済方法にも取引手数料はかからないことが明記されています。

日本のセラーにとっての標準的な構成は、Shopify ペイメントを有効にして、プランのカード手数料だけを払う形です。Shopify ペイメントは対応国で運営されているストアでのみ利用でき、有効化には2段階認証の設定が必要です。外部決済を足す理由があるなら、その分の取引手数料を織り込んで計算してください。

手取りの計算:5,000円の注文1件で見る

ここからが本題です。年払いのBasicプラン(月額3,650円、カード手数料3.55% + 0円)で、5,000円の商品が1件売れたときの費用を計算します。

  • カード手数料:5,000円 × 3.55% = 177.5円
  • プラン料金:月額3,650円を、その月の注文数で割った金額が1件あたりの負担

プラン料金は固定なので、注文数で1件あたりの負担が変わります。

月の注文数1件あたりのプラン料金1件あたりのカード手数料1件あたりの費用合計売上に対する割合
10件365円177.5円542.5円10.9%
50件73円177.5円250.5円5.0%
200件18.3円177.5円195.8円3.9%

月10件では、費用が売上の1割を超えます。月200件では4%を切り、ほぼカード手数料だけになります。同じプラン、同じ商品でも、注文数で費用の重さがまったく違うのがShopifyの特徴です。

この表には、仕入れ、送料、返品、広告費、有料テーマやアプリの月額は含まれていません。実際の手取りは、この表の費用にそれらを足したものを売上から引いた金額です。

料金ページに載っていない費用

Shopifyの手取りを狂わせるのは、たいてい料金ページに載っていない項目です。

  • テーマ:無料テーマで始められますが、有料テーマは買い切りの費用がかかります。
  • アプリ:レビュー、メール配信、在庫連携、配送ラベルなど、標準機能にないものはアプリで足します。多くは月額課金で、3つ4つ入れるとプラン料金に匹敵することがあります。
  • 送料:買い手に請求するか、店が負担するかで手取りが変わります。送料込みの価格設定にした場合、送料は実質的に原価です。
  • 返品:返品の送料と、再販できない商品の損失。
  • 広告費:Shopifyは買い手を連れてこないので、広告で集客する店では広告費が最大の費用になります。1件売るためにいくらの広告費がかかっているかを、必ず計算してください。

「Shopifyで儲からない」という相談の多くは、プラン料金や決済手数料ではなく、この項目のどれかが売上に対して大きすぎる状態です。売上が立っているのに手元に残らないなら、この5項目の内訳を出してください。売上そのものが立たない場合は手数料の問題ではなく、売れない原因の診断の話になります。

モールとどちらが安いか

「Shopifyは高いか」に正面から答えると、注文数によるです。

固定費がある分、注文が少ないうちはモールの販売手数料型のほうが安く済むことがあります。注文が増えると固定費が薄まり、Shopifyのカード手数料だけが残るので、モールの手数料率より安くなる場合があります。

ただし、この比較には落とし穴があります。モールは買い手を連れてくる費用が手数料に含まれています。 Shopifyでその分を広告で補うなら、広告費を含めて比べなければ同じ土俵になりません。手数料率だけを並べて「Shopifyのほうが安い」と結論づけるのは、集客をゼロ円と見積もっていることになります。

モール側の手数料はカテゴリーやプランで変わり、各モールの公式ページにしか正確な数字はありません。比較するなら、同じ日に両方の公式ページを見て、同じ商品価格と注文数で計算してください。この記事はShopify側の数字だけを扱っています。

海外に売る場合の手数料

Shopifyの店で海外に売る場合、カード手数料の考え方は同じですが、料金ページにはオンラインの海外カード料率が標準カード料率とは別に記載されています。海外の買い手が多い店は、この料率で計算してください。

海外販売では、手数料よりも送料、関税、為替、返品のほうが手取りを大きく左右します。海外向けの店の費用構造は、越境ECの記事で扱っています。

手取りを守るための順番

料金と手数料を確かめたあとの実務的な順番です。

  1. 売る商品の需要と価格帯を確かめる。 手数料の計算は、売れる前提があって初めて意味を持ちます。日本のShopifyストアが何をどのくらい扱っているかは、日本のShopifyストアのデータレポートで全体像が見られます。
  2. 注文数の見込みを立て、プランを選ぶ。 最初はBasicで、注文数が増えてカード手数料の差がプラン料金の差を上回ったら上位プランを検討します。
  3. Shopify ペイメントを有効にする。 外部決済を足すのは、必要な決済手段があるときだけにします。
  4. 1件あたりの費用を全部足す。 プラン料金、カード手数料、仕入れ、送料、返品、アプリ、広告費。
  5. 月に1度、内訳を見直す。 料金は改定され、アプリは増え、広告費は動きます。

まとめ

Shopifyの料金は、売れなくてもかかる月額のプラン料金と、売れるたびにかかるカード手数料の2階建てです。2026年9月21日時点で、年払いのBasicは月額3,650円でカード手数料3.55% + 0円、Growは10,100円で3.4%、Advancedは44,000円で3.25%です。

固定費がある分、注文が少ないうちは重く、増えるほど軽くなります。5,000円の注文なら、月10件で費用は売上の約11%、月200件で約4%です。そして手取りを本当に決めるのは、料金ページに載っていない広告費、送料、返品、アプリの費用です。

数字は変わります。契約前と、その後も定期的に、公式の料金ページで確認してください。

よくある質問

Shopifyで一番安いプランはどれですか。

通常のストア向けプランではBasicが最も安く、2026年9月21日時点の公式料金ページでは年払いなら月額3,650円、月払いなら4,850円です。個人事業主向けと案内されています。カード手数料は他のプランより高く、オンラインの標準カード手数料は3.55% + 0円です。

Shopifyの月額使用料はいくらですか。

2026年9月21日時点で、年払いの場合はBasicが月額3,650円、Growが10,100円、Advancedが44,000円、Plusが368,000円からです。月払いの場合はBasicが4,850円、Growが13,500円、Advancedが58,500円です。これに販売ごとのカード手数料が加わります。

Shopifyは高いですか。

注文数によります。月額料金は固定なので、注文が少ないうちは1件あたりの負担が重く、モールの販売手数料のほうが安く済むことがあります。注文が増えると固定費が薄まり、カード手数料だけが残るので、モールの手数料率より安くなる場合があります。損益分岐は売る商品の価格と注文数で変わります。

Shop Payの決済手数料はいくらですか。

Shopifyのヘルプセンターによると、Shop Payで処理された注文には外部サービスの取引手数料はかかりません。カード手数料はプランごとのShopify ペイメントの料率が適用されます。具体的な料率は公式料金ページで確認してください。

BASEとShopifyの手数料はどちらが安いですか。

この記事ではShopifyの公式料金ページの数字だけを扱っており、BASEの手数料は引用していません。比較するなら、BASEの公式ページで同じ日に料率を確認し、同じ注文額と注文数で手取りを計算してください。月額固定型と販売手数料型では、注文数によって有利不利が入れ替わります。

Shopifyで儲からないのはなぜですか。

売上はあるのに手元に残らない場合、原因はプラン料金よりも広告費、送料、返品、アプリの月額であることがほとんどです。1件売るためにかかっている費用の合計を出してみてください。売上そのものが立たない場合は手数料の問題ではなく、商品の需要と集客の問題です。