eBayせどりとは:国内せどりとの違いと、向いている商品
eBayせどりは、日本で仕入れた商品を海外の買い手に売る形のせどりです。仕入れのやり方は国内せどりと変わりません。変わるのは売り先です。
そして売り先が変わると、相場を調べる市場そのものが変わります。 ここが一番見落とされるところです。
国内せどりと何が違うのか
やることの流れは同じです。安く仕入れて、高く売る。違うのは次の点です。
| 国内せどり | eBayせどり | |
|---|---|---|
| 買い手 | 日本国内 | 海外 |
| 相場を見る市場 | 国内の取引価格 | 売り先の国の取引価格 |
| 出品の言語 | 日本語 | 買い手の言語 |
| 送料 | 数百円から | 重さと大きさで決まる。桁が変わる |
| 強み | 回転の速さ | 日本でしか手に入らないこと |
表の2行目が決定的です。 国内せどりなら、国内の取引価格を見れば相場がわかります。eBayせどりでは、日本の相場をいくら調べても売れるかどうかはわかりません。買い手はそこにいないからです。
「日本で人気だから海外でも売れるはず」という推測が、最初につまずくところです。
日本にいることが強みになる場面
海外のセラーと競争すると聞くと不利に感じますが、実際には逆に働く場面があります。
日本から発送されること自体が価値になる商材があります。 日本国内で流通している商品、状態よく保たれた中古品、日本国内向けにしか出回っていないもの。こうした商材は、現地のセラーには仕入れられません。
つまり、探すべきは「海外で売れているもの」だけではありません。海外で需要があり、かつ日本から出すほうが有利なもの。 この2つが重なるところが取り分になります。
価格で勝負するのではなく、入手経路で差がつくという構図です。
送料が商品の向き不向きを決める
国際送料は、商品の価格ではなく重さと大きさで決まります。国内なら数百円で送れるものが、海外向けでは数千円になることは珍しくありません。
ここから、商品選びの条件が出てきます。
- 向いている:軽い、小さい、単価がそれなりに高い
- 向いていない:重い、大きい、単価が安い
売価3,000円の商品に2,500円の送料がかかれば、手数料を引く前から利益は残りません。売れるかどうかより先に、送れるかどうかを確かめる必要があります。
料金は重量と地域で変わるため、実際の数字は日本郵便の料金表で確認してください。
売り先の市場で確かめる
では何を見るのか。国内せどりと同じく、見るのは2つだけです。
- 実際に売れた価格(出品されている価格ではありません)
- その価格で、どれくらいの頻度で売れているか
出品価格は売り手の希望であって、売れた証拠ではありません。3か月売れ残っている商品にも価格はついています。
違うのは、これを売り先の市場で見るという点です。アメリカの買い手に売るなら、アメリカで何がいくらで売れているかを確かめます。
なおeBayには日本国内向けのマーケットプレイスがありません。したがって「日本のeBayの売れ筋」というデータは存在しません。見るのは常に売り先の市場です。調べ方の手順はeBayリサーチのやり方にまとめてあります。
手取りの計算
販売価格から引かれるのは、おおむね次の4つです。
- eBayの販売手数料(カテゴリーによって料率が異なります)
- 決済にかかる手数料
- 国際送料
- 為替の影響と、円に替えるときのコスト
仕入れ値とこれらを引いて、残るのが手取りです。そして国内せどりと同じく、手取りだけでなく回転も見てください。 大きな利益が出る商品でも半年動かなければ、資金はそのあいだ止まります。
始める順番
- 売り先の市場で、実際に売れた価格と頻度を確かめる
- その商品の重さと大きさから送料を調べる
- 手数料と送料を引いて手取りを計算する
- 手取りが残るなら、国内で仕入れられるか探す
- 出品する
仕入れが4番目にあるのが国内せどりとの違いです。先に仕入れてから売り先を探すと、送れない商品や海外で需要のない商品を抱えることになります。
まとめ
eBayせどりは、国内せどりの延長ではありません。売り先が海外である以上、相場を調べる市場が変わり、送料が商品選びを決め、日本にいることが強みになります。
覚えておくことは1つです。日本の相場ではなく、売り先の市場を見る。 ここを取り違えると、調べれば調べるほど間違った結論に近づきます。
よくある質問
国内せどりとどちらが稼げますか。
扱う商品によります。eBayせどりは国際送料と言語の手間が増える代わりに、日本国内でしか手に入らない商品という強みが使えます。国内せどりは回転が速く現金化も早い一方、同じ商品を扱う人が多くなりがちです。
英語ができないと無理ですか。
出品自体はできますが、タイトルと説明文は買い手が読む言語で書く必要があります。買い手が検索する語で書かれていない商品は見つけてもらえません。
どんな商品が向いていますか。
軽くて小さく、単価がそれなりに高く、そして日本から出すことに意味があるものです。重くて安い商品は送料で利益がなくなります。
仕入れはどこですればよいですか。
国内であれば実店舗でもネットでも構いません。重要なのは仕入れ先より先に、その商品が海外でいくらでどれくらい売れているかを確かめることです。
日本の相場を見ればよいですか。
いいえ。売り先は海外なので、確かめるのは売り先の市場の取引価格です。日本国内の相場は仕入れ側の判断材料であって、需要の証拠にはなりません。